私の日記 その八十一   -   잡문 [雜文]/日本語

八月二日
2010年初に発病した心臓病で病院通いを初めてはや七年半、最初に入院して色んな検査を
受けながらもうこれで終りかと、うら寂しかった記憶が未だに残っているが、ほぼ
治って二年前からは四ヶ月毎に病院へ出掛けていて、一昨日がその日だった。
毎日気温が30度を超す暑さで憂鬱だったが、当日は神の思し召しか朝から雨がしとしとと
降り、それほど暑くなくて助かった。
医者が簡単な診察を終え、「前と同じ薬を飲んで下さい」と言うので、もう病院通いは
終りにしたらどうでしょうかと聴くと、「いいえ、まだまだです」。がっかりした。
久しぶりの外出だったので繁華街まで脚を伸ばし、日本料理屋で美味しい食事をした後、
ついでに食パンを買いにパシフィックホテルまで行き、二袋とパイを求めた。

ちょっと休もうと、レストランでコーヒーを飲みつつ昔話がはずむ。このホテルは
亡き主人の得意先で、ずっと彼が食パンを運んだものだが、ある初冬の日、
寒くなるから纏めて買って来たと、大きな袋を玄関に投げ出したことを思い出して
ふふと笑うや、
「二袋もこんなに重いもの、四袋だから投げ出すの当然よ」と、娘が苦笑する。
馴染みの古本屋へ寄ると店が鞄屋に変っていた。そう言えば今は楽にネットの古本サイトで
求めれるから古本屋の商売が芳しくなかったはずだ。路地裏の小さな本屋へ入り、
カバーも無い文庫本上下を選んで差し出すと、一冊16,000ウォンで32,000ウォンだが
30,000ウォンだけ貰いますと店主が言う。あっけにとられた。「ネットでならこんな古本
二冊で5000ウォンで買えるわ」と言いたいところをだまって本を棚に戻し店を出た。


久しぶりに明洞を少し廻ってみようと横町まで歩きまわったが、見違えるほど雰囲気が変り
ほとんどが観光客相手の華やかな流行商品店になった。行き交う人々も日本や中国の
観光客に見える若い男女で私のような年寄りは全然目につかない。隅々まで廻りつつ
「明ぶら」をして家に帰ったが、娘が携帯電話を覗いて「わあ、6500歩も歩いたわ」。
それを聞くと疲れがどっと出てソファに倒れてしまった。

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